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 わたしたちの体を構成する個々のタンパク質は状況に応じて選択的に分解されており、近年その重要性がクローズアップされています。この選択的タンパク質分解は、細胞周期の進行や細胞内シグナル伝達の制御など様々な生理的プロセスに必須であり、また異常となったタンパク質を選択的に排除するためにも重要です。

 選択的タンパク質分解の異常は、「がん」「神経変性疾患」「生活習慣病」など様々な疾患の病因となり、また病態の悪化に関連するため、その基礎的な研究が疾患の病態解明や治療薬開発に役立つと考えられています。

 当研究室では、(1)「選択的タンパク質分解はどのように制御されているのか」(2)「選択タンパク質分解は生体機能をどのように制御するのか」を大きな命題として、具体的にはユビキチン・プロテアソームシステムの制御機構と、その生理的役割について研究しています。

 より詳しい研究内容を知りたい方は研究欄をご覧下さい。

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